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昨年10月からこのブログ放置してました。。そろそろ書こうかな。


by yokoyoko10
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タクシー問題

以前、タクシーにまつわる地味な話ってのをしたけど、今日はちょっと突っ込んだ話を。

中国で生活する一般的な日本人にとって、タクシーはかなり大きな問題だと思う。
ここでいう一般人というのは、おかかえ運転手がいるというめぐまれた人、自分で運転する人・・・はのぞく。
安全ということを考えると、女性が深夜にひとりでタクシーに乗るのはやっぱりこわいし、ぼったくりというのもよくある話。
たぶん、大方のひとは、安心して運転をまかせられるタクシードライバーをひとりやふたりは携帯に登録していると思う。

これが、仕事上の営業活動ってことになると、さらにナーバスな問題になってくる。社有車がなかったり、社有車で移動できる範囲をこえた出張の場合はなおのこと。現地で広範囲の移動を伴う場合には、タクシーを現地でチャーターする必要がある。
出張先でのチャーターはかなり緊張する。現地の道路事情や地理感覚はもちろんわからないから、移動にどの程度時間がかかるのか事前に読めないし、かりに多少知っていたとしても、中国の道路事情は日替わりでかわるのだ。・・・一夜にして道路が開通したり、あるいは1時間前に通行できた道路が、いきなり掘り返されて通れなくなったり。
なにより、運転手の信頼度(安心してまかせられるか、正当な金額交渉ができるか)が大事。

・・・前置きがながくなったけど、(やっと本題です)、瀋陽出張にいってきました。
で、タクシー問題が浮上するわけです。
瀋陽ではばらばらに点在する企業を、1日3件くらい訪問するので、移動距離は1日100キロはこえていると思います。
でも、紹介を通じて、とてもいい運転手さんにめぐりあえたので、瀋陽出張2回目の今回は完全にまかせきることができました。
わたしが考える、仕事上のタクシーの重要なポイントは、いかに時間に正確に、わたしを平静な精神状態で目的地に送り届けてくれるかということ。後者は、道に迷わずに、安全運転で、あと長時間いっしょにいても余計な気をつかわなくっていい、っていうようなこと。
いままでの経験上、ばたばたと遅刻したあとは、いい結果を招かない。あるいは、さんざん道に迷ったり運転手とちょっとした口論をしたあとの訪問も、心が波立っているせいか、いい営業はできていないと思う。もちろんどんな状況であれ、訪問先にはいいプレゼンをしなければいけないんだけど、運転手の選択によって悪い結果を回避できるのであれば、それにこしたことはない。
で、瀋陽の運転手さんに2日間お世話になって、夕方支払いをしようとしたとき・・・
「発票(領収書)がたりない・・・」
瀋陽の領収書は、あらかじめ25元と印刷された紙を必要な枚数分ちぎってもらうことになってるんだけど(広州もおんなじだった)、その印刷用紙がきれてしまったそう・・・
大連に帰るバスの時刻が迫っていた。
運転手さんはダッシュで発票の冊子を会社にとりにいってくれて、なんとかバスに間に合った。
ま、このくらいはご愛嬌ということで。
そう思わないと中国ではやっていけない。
by yokoyoko10 | 2004-09-22 23:44