昨年10月からこのブログ放置してました。。そろそろ書こうかな。


by yokoyoko10
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ロマンチックとドラマチック

男性の知人が、横山秀夫の警察小説がすごく面白い、といってくれました。
二晩で一気に読み終えました。その面白さは超一級といっていいと思います。

その小説には、3人のまったくタイプの違うリーダーがでてきます。
過去に傷のある孤高のリーダー、人の痛みをねちっこくつくリーダー、
動物的カンをもつ直情型リーダー。
そして彼らの間(すべての登場人物の間)には友情などまったく芽生えず、
常に自分が前にでようと覇権争いをしている。
恋愛小説にでてきそうな、デキル男とか話のわかる男からはいずれも程遠い人物設定で
女性が読めば、たぶん誰にも感情移入できない。
でも知人は言いました。自分は3番目に近いけど、好きなのは1番目のリーダーと。
男性だったら、そういう読み方をするんだ、と驚きに近いものを感じました。

警察小説、ヤクザもの、ハードボイルド・・・
男性がこういう読み物や映画に自己投影したり感情移入することが、
やっと実感としてわかった気がします。

自分と生きる世界がまったく違う主人公のなかに、
その彼が孤独であればあるほど、傷が深ければ深いほど
自分の中にある深い情念とか暗い部分をさぐりあてて、
男性読者が自分を重ね合わせているとするならば、
強引に結論づけますが、それはロマンチックと言い換えていいと思います。

それに引き換え、女性はドラマチックなことに強く心を奪われる。
白馬の王子様願望はまさにそうだし、ストーリーがドロドロしてるほど
舞台がワールドワイドであるほどに、女性は盛り上がるようです。
わたしの昔の愛読書「スクループルズ」なんて、貧しい家の子がなりあがって
ファッション業界を牛耳るっていう、絵にかいたようなドラマチック展開。

横山秀夫からなんでここまで話が発展するんだっていうこじつけ気味の展開ですが、
(しかもかなり言葉たらずですね・・・)
この説はもうちょっと熟成させてみます。
とにかく「第三の時効」、ほんとに面白い!(なんだこのオチ・・・)
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by yokoyoko10 | 2006-08-27 20:32