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昨年10月からこのブログ放置してました。。そろそろ書こうかな。


by yokoyoko10
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至福のとき

これは、チャン・イーモウが大連を舞台に撮った映画。
だいぶ前にみてたんだけど、せっかく大連に住んでるし、また見たいな~と思って、日本に帰国したときにDVDを買ってきました。

もう、すごくすごく泣いちゃったよ~
こんなに涙もろかったっけ、わたし。
結婚したさにホラばかりふいてしまうおじさんと、盲目の少女のおとぎ話。だとわたしは思った。
いかにも大連、みたいなランドマークはまったくでてこないし、この話に必要もないと思うんだけど、やっぱり街の空気感が大連って感じ。
人も車も多くて、高層ビルも建ってて、でも緑がたくさんあって、空気がきれいな感じ。
このおとぎ話は、まだまだのんびりした空気が残る大連だからありなのかもしれない。
大連在住者にしかわからないポイントは、背景にうつりこむ「アカシア電球」(っていうのかな?)。
おじさんと少女と、彼らをとりかこむ職なしのひとたち。お金がなくて、それをしのぐためのいろんな小道具。このひとつひとつに涙がつつーっと流れてしまう。
ラストは、映画的なオチをつけるならこれしかないと思うけど、もっともっと甘くしてほしいと思ったのは、わたしがちょっと感傷的になっているのかもしれない。

しっかしね~、この少女、ドンジエって2046にも出てるらしいけど、映画を撮った時点で20歳なのに10代前半といっても通じるような、ぽきっておれちゃいそうな少女っプリなのだ。
ことばのあやじゃなくて、ほんとにガリガリ。
監督にダイエットさせられたらしい。
映画の原題は「幸福時光」なんだけど、この監督のなんとか3部作(忘れた)って、どれもいい邦題だと思う。
by yokoyoko10 | 2004-09-04 15:28 | 映画