台湾の米作り
2005年 05月 24日
・・・といってもわたしのことじゃないんですが(誰も思わないか)。
台湾の「無米楽」というドキュメンタリー映画を見に行きました。
(タイトルの意味は台湾人に聞いたけどよくわかんないです)
台湾南部の農村に生きる年老いたお百姓さんの記録映画です。
台湾は農業が産業の重要な位置を占めていますが、WTOの加盟により、
安い輸出米が入ってくることで、台湾産の米の競争力が落ちてしまう経過を
淡々と追っていました。
この映画の核ともいえる75才のおじいちゃん夫婦がいるのですが、来る日も来る日も
打ち込んでお米を作っても、収入は1ヶ月にたったの1万7千元(日本円で6万くらい)に
しかならない。
そして、WTOの加盟後には、天候が悪く米の質が落ちたことも災いし、
希望より安い金額で売らざるをえなくなってしまいます。
おじいちゃんとおばあちゃんが汗水をたらして作ったお米が、ほんの数分のやりと りで
価格が決まってしまう。
いつも明るく、おばあちゃんに軽口をたたいていさめられてばかりいるおじいちゃんが、
このときばかりは言葉数が少なくなり、そしてぐちっぽくなってしまいました。
結局は、おばあちゃんから「わかったから、もうやめなさいよ!」と言われて、
ようやく「へへ」といつもの調子に戻るんだけど。
ああ、これがお百姓さんの現実なんだ、と思いました。
わたしは農業のこともWTOもまったくうといのですが、この映画で少しはリアリティ
をもって感じることができました。
台湾の「無米楽」というドキュメンタリー映画を見に行きました。
(タイトルの意味は台湾人に聞いたけどよくわかんないです)
台湾南部の農村に生きる年老いたお百姓さんの記録映画です。
台湾は農業が産業の重要な位置を占めていますが、WTOの加盟により、
安い輸出米が入ってくることで、台湾産の米の競争力が落ちてしまう経過を
淡々と追っていました。
この映画の核ともいえる75才のおじいちゃん夫婦がいるのですが、来る日も来る日も
打ち込んでお米を作っても、収入は1ヶ月にたったの1万7千元(日本円で6万くらい)に
しかならない。
そして、WTOの加盟後には、天候が悪く米の質が落ちたことも災いし、
希望より安い金額で売らざるをえなくなってしまいます。
おじいちゃんとおばあちゃんが汗水をたらして作ったお米が、ほんの数分のやりと りで
価格が決まってしまう。
いつも明るく、おばあちゃんに軽口をたたいていさめられてばかりいるおじいちゃんが、
このときばかりは言葉数が少なくなり、そしてぐちっぽくなってしまいました。
結局は、おばあちゃんから「わかったから、もうやめなさいよ!」と言われて、
ようやく「へへ」といつもの調子に戻るんだけど。
ああ、これがお百姓さんの現実なんだ、と思いました。
わたしは農業のこともWTOもまったくうといのですが、この映画で少しはリアリティ
をもって感じることができました。
by yokoyoko10
| 2005-05-24 01:05