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昨年10月からこのブログ放置してました。。そろそろ書こうかな。


by yokoyoko10
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大理で出会った娘さん

雲南ツアー3日目に出会ったガイドさんの話です。
そのガイドさんは、白族(バイ族)という少数民族の若い女性で、大理を案内してくれました。

昆明から大理の寝台列車に乗って、大理についたのは朝7時。
そこで現地ガイドの出迎えがあり、バスに乗って大理を観光する、ということになってました。。
このガイドさん、バスの中での声がえらくデカく、まるで客の睡眠を妨げるかのような
マシンガントークなのです。実際に寝てるお客さんを発見するとキレ気味に。
そしてアテンドがこれまた速い。
ある観光地では客を置き去りにして遥か前方を行ってしまったり、
集合時間に遅れてきたお客さんにバスの中で歌うよう強要したり、
ん~けっこうキツイ。
なかには「なんなのよ、あのガイド!」と怒り出すお客さんも。
前日の夜から朝にかけての列車の移動で、かつその後もバスの乗り降りが多く、
疲労がたまってきたお客さんと、ガイドさんのつんのめり気味なアテンドがうまくかみ合ってない感じでした。

その後、午後3時頃から客船に乗って湖を4時間弱クルーズすることになり
ようやくわたしたちはほっと一息つくことができました。
(このときわたしはある家族からカラオケ付の個室に一緒に入るよう誘われ、
久々にジェイを歌うことに・・・)
乗船2時間後、船は小島に着き、ここで一時下車することに。
このとき、ガイドさんとたまたま個人的に話す時間がありました。

「わたしのことば、聞き取れるの?」
「だいたいわかるけど、固有名詞とかよくわかんない言葉もけっこうあるよ」
「たとえば?」
・・・けっこう研究熱心かも。
その日は大理に宿泊して、翌日麗江に移動することになってたので、私から質問。
「明日わたしたちを見送ったあとどうするの?」
「明日は見送れない。また朝7時にツアー客を駅に迎えに行くよ」
「あ~そう」
「いつもガイドの仕事が終わったあと、英語の勉強してるからつらいよ」
「えー!英語でもガイドできるの?」
「まだまだだけど」

そんな会話を通して、彼女の生活がなんとなく浮かび上がってきました。
毎日朝7時から夜7時頃までお客さんに付きっ切りで、
おそらく日々同じ場所をまわっているのでしょう。
昨日も今日も明日もお寺を回り船に乗り、お土産屋を案内し、夜は英語の勉強。

ようやくわかったんです。
ああ、このガイドさんは、とてもまじめな人で、みんなに大理のことを知ってもらおうと
一生懸命なんだ。
時間に追われたタイムスケジュールで、ちょっと心の余裕がないだけなんだ。

そのあと、わたしが「雲南の人はみんな優しいね」と何気なくいった言葉に、
彼女は目をあわせずに照れたような笑顔を一瞬浮かべました。

きっと彼女は今日もガイドをしていると思います。
がんばれ~
by yokoyoko10 | 2006-05-11 02:46